ストレスチェック実施規程の作り方【2026年版】必須10項目・サンプル・選び方
公開日: 2026年7月11日 ・ 最終更新: 2026年8月14日
「毎年ストレスチェックは実施しているのに、規程の書き方がわからない」——そう悩む人事・総務担当者は少なくありません。実施規程には①実施体制、②検査の方法・時期、③個人情報の取り扱い、④高ストレス者への面接指導手順、⑤集団分析の実施方針の5領域が必須で、これらを文書化していなければ労働基準監督署の調査で指摘を受けるリスクがあります。この記事では、法令の根拠から記載項目の全体像・各項目の書き方・ひな形の入手先、そしてWelly Compassを活用した運用自動化まで、すぐ使える水準で一気通貫に解説します。
目次
- 実施規程が必要な理由と2026年の法令ポイント
- 実施規程に盛り込む10の必須項目
- 規程作成の3つの実務ポイント
- 主要ストレスチェッククラウドサービス比較【2026年版】
- Welly Compass を使った規程準拠の運用フロー
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:規程整備とツール選定は一体で考える
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実施規程が必要な理由と2026年の法令ポイント
ストレスチェック制度は労働安全衛生法第66条の10で定められ、常時50人以上の事業場に実施義務があります。「毎年アンケートを配って集計しているだけ」という運用では、2026年現在の基準に照らして不十分です。
厚生労働省は「心理的負荷による精神障害の認定基準」を改正し、過重労働との複合評価を強化しています。これに伴い、集団分析結果を職場改善に活かすPDCAサイクルを文書で担保する実施規程の重要性がさらに高まっています。規程なしに毎年実施しているだけでは「形式だけのストレスチェック」と判断されかねず、安全配慮義務の観点からも大きなリスクを抱えることになります。
監督署の臨検では「規程はありますか?」と問われる場面が増えています。「口頭で運用している」では通用しません。規程は、組織が本気で従業員のメンタルヘルスに向き合っているという意思表明でもあるのです。
実施規程に盛り込む10の必須項目
以下が2026年時点で実務的に必要とされる記載項目です。番号順に規程の章立てとして活用してください。
1. 目的と適用範囲 法令根拠(労働安全衛生法第66条の10)と対象事業場・対象労働者の定義を明記する。「派遣労働者は派遣元の義務だが、受け入れ先でも配慮する」といった補足も加えると実務的に役立つ。
2. 実施体制 実施者(医師・保健師・研修修了看護師等)と事務担当者(事業場側)の氏名または役職を列記する。誰が何を担うかが曖昧なまま運用すると、情報漏洩や責任の所在が不明確になる。
3. 実施時期・頻度 年1回以上の実施と具体的なスケジュール(例:毎年10〜11月)を規定する。「年度内のいつか」では現場が動きにくい。
4. 検査方法 使用する調査票(57問法/80問法等)と実施方式(紙・Web)を指定する。Webに切り替えた際は必ず規程を改定する。
5. 個人情報の取り扱い・秘密保持 結果を事業者へ提供する際の本人同意の取得方法と、データの保存場所・保存期間(5年)を記載する。クラウドサービスを使う場合はベンダー名と委託契約の有無も書くと安心。
6. 高ストレス者への面接指導 申し出から概ね1か月以内に産業医面接を実施する旨と、申し出窓口・手順を明示する。「申し出しやすい雰囲気」を作る工夫も規程に一言添えると実効性が増す。
7. 集団分析の実施と活用 10人以上の集団単位での分析実施と、結果の労使委員会等への報告ルールを書く。「分析して終わり」ではなく「改善計画に反映する」という一文が重要。
8. 受検しなかった労働者への対応 未受検者への勧奨方法と、強制しない旨の注意書きを入れる。「受けなければ不利益がある」と誤解されないよう表現に注意する。
9. 労働基準監督署への報告 法定の「ストレスチェック等実施状況報告書」(様式第6号の2)の提出担当者を規定する。担当者が異動した際の引き継ぎ手順も書いておくと安全。
10. 規程の改廃 所管部署(人事・安全衛生委員会等)と改定手続きを記載する。法改正や社内体制変更のたびに速やかに更新できる仕組みを作ることが大切。
ひな形の入手先
| 入手先 | 形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」 | 公式・無償。Word版ひな形も収録 | |
| 中央労働災害防止協会(中災防) | Word/PDF | 産業医向け解説付き |
| 都道府県産業保健総合支援センター | 個別相談 | 地域特性に合わせたアドバイスが得られる |
| Welly Compass(初期設定ウィザード) | クラウド | 規程の記載項目と連動した設定が可能 |
厚生労働省のひな形は汎用的ですが、Web実施・多言語対応・クロス分析などの項目は空欄のまま残りがちです。「使うツールに合わせて規程を整備する」という視点が、形だけの規程を防ぐ鍵になります。
規程作成の3つの実務ポイント

① 「実施者」と「事務担当」を明確に分ける
医師・保健師などの実施者が個人情報を管理し、事業者側の事務担当者には個人結果を渡さない——この分離を規程に書かないと、情報漏洩リスクが残ります。クラウドサービスを使う場合は「個人情報は実施者(クラウドベンダー委託先)が管理し、事業者へは集団分析結果のみ提供する」と一文加えておきましょう。実際に起きたトラブルの多くは「誰が何にアクセスできるか」が曖昧だったことに起因しています。
② 多言語対応の方針を明記する
外国籍労働者が在籍する事業場では、日本語のみの実施では「受検機会の均等」が担保されません。2026年版の規程には「必要に応じて○言語での受検環境を整備する」と記載し、実際に対応できるツールを選ぶことがセットです。Welly Compass は13言語に対応しており、製造業・物流業・ホテル業のグローバル職場でそのまま活用できます。
③ 集団分析の「活用」まで書く
労働安全衛生法では集団分析の「努力義務」にとどまりますが、規程に「分析結果を安全衛生委員会で報告し、職場改善計画に反映する」と書くことで、実施した証跡が残ります。さらに健康経営優良法人の認定審査でも評価されるため、一石二鳥の効果があります。「集計しただけで棚に眠っている」という状況を規程の段階から防ぎましょう。
主要ストレスチェッククラウドサービス比較【2026年版】
| 比較項目 | Welly Compass | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 要問合せ | 要問合せ | 有償 |
| 対応言語 | 13言語 | 2言語 | 1言語 | 5言語 |
| 調査票 | 57問・80問 | 57問 | 57問 | 57問 |
| 健診データ管理 | CSV/AI入力 | CSV | — | CSV |
| 勤怠データ連携 | あり | 一部 | — | あり |
| クロス分析 | あり | — | あり | あり |
| 集団分析レポート | あり | あり | あり | あり |
| 東大発・研究バックグラウンド | あり | — | — | — |
| AI入力補助 | あり | — | — | — |
各社情報は2026年6月時点の公開情報を基に編集部が調査。最新情報は各社へご確認ください。
Welly Compass の最大の差別化点は「ストレスチェック単体」ではなく、健診データ・勤怠データ・ストレスチェック結果を掛け合わせたクロス分析にあります。たとえば「深夜勤務シフトが多い部署ほど高ストレス者が集中している」という仮説を、実施規程の「集団分析の活用」条項と紐付けて検証できます。データが語る事実を職場改善の根拠にできるのは、規程とツールが連動しているからこそです。
Welly Compass を使った規程準拠の運用フロー
規程を整備したあとは、実際の運用が規程通りに動いているかが問われます。Welly Compass を活用すると、以下の6ステップで規程と現場をシームレスにつなげられます。
- 規程の整備:厚生労働省ひな形をベースに、Welly Compass の機能(多言語・クロス分析・AI健診入力)に対応した条文を追加する。
- 初期設定:管理画面で実施者・事務担当者のロール設定を行い、個人情報アクセス権を規程通りに分離する。
- 実施:13言語対応のWeb画面を従業員へ展開。未受検者へのリマインドメールも自動配信。
- 結果管理:高ストレス者への面接勧奨メールを自動送信。申し出状況を管理画面でトラッキング。
- 集団分析・報告:クロス分析レポートを安全衛生委員会へ提出。健康経営優良法人申請のエビデンスとしてそのまま活用。
- 労基署報告:様式第6号の2に必要な数値をエクスポートし、報告書を作成。
「規程に書いたことを、ツールがそのまま実行してくれる」状態を作ることが、担当者の負担を最小化しながら法令遵守を維持する最短ルートです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 実施規程は労働基準監督署への届け出が必要ですか?
届け出は不要です。ただし、監督署の調査(臨検)があった際に提示を求められることがあります。社内の安全衛生委員会で審議・決定した旨の議事録とともに保管してください。
Q2. 50人未満の事業場でも規程は作るべきですか?
現在50人未満の事業場は当面は努力義務で実施義務はありませんが、2025年5月公布の改正労働安全衛生法により50人未満の事業場にも義務化されることが既に決定しています(施行は公布後3年以内の政令で定める日=2028年5月頃までに準備期間を経て施行)。将来の義務化に備え、今から規程を整備しておくことをお勧めします。
Q3. 調査票は57問と80問のどちらを選べばよいですか?
57問(職業性ストレス簡易調査票)が標準的で、厚生労働省の集団分析プログラムとの互換性も高いです。80問は産業医が詳細評価を行いたい場合や、医療・介護職場など特定のハイリスク職種で使われる傾向があります。Welly Compass は両方に対応しています。
Q4. 個人結果を上司に見せてはいけないのですか?
原則、本人の同意なく上司や人事担当者へ個人結果を提供することは法律で禁じられています(労働安全衛生法第66条の10第2項)。実施規程にも「本人の書面または電磁的方法による同意なく個人結果を提供しない」と明記してください。
Q5. Welly Compass の料金はいくらですか?
初期費用は0円で、従業員数に応じたプランが用意されています。詳細は料金プランページからご確認ください。小規模事業場から大企業まで段階的に選べる設計になっています。
まとめ:規程整備とツール選定は一体で考える
ストレスチェックの実施規程は「作って終わり」ではなく、毎年の運用の羅針盤です。多言語対応・クロス分析・AI健診入力など、規程に書いた方針を実際に実行できるツールがなければ、規程は絵に描いた餅になります。逆に言えば、規程とツールが噛み合っていれば、担当者の工数を大幅に削減しながら法令遵守と職場改善を同時に実現できます。
東大発のエビデンスを背景に持ち、初期費用0円から始められるWelly Compassは、規程の理想と現場の運用を最短距離でつなぐ選択肢です。まずは無料でアカウントを作成し、機能を確かめてみてください。
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