ストレスチェックの流れ・実施方法【2026年版】人事向け完全ガイド
公開日: 2026年7月2日 ・ 最終更新: 2026年8月11日
ストレスチェックは、労働安全衛生法に基づき常時50人以上の労働者を使用する事業場に年1回の実施が義務付けられている制度です。「何から手をつければいいかわからない」という人事・総務担当者のために、準備から結果通知・集団分析・フォローアップまでの全ステップを、2026年最新の運用ポイントとともに徹底解説します。
目次
- ステップ1:実施体制の整備(実施の1〜2ヶ月前)
- ステップ2:調査票の選定
- ステップ3:従業員への周知と受検(実施期間中)
- ステップ4:結果の通知と高ストレス者への対応
- ステップ5:集団分析と職場環境改善
- ステップ6:行政への報告
- 法人向けストレスチェックサービス比較表(2026年版)
- FAQ:ストレスチェック実施に関するよくある質問
- まとめ:ストレスチェックを「義務」から「戦略」へ
ステップ1:実施体制の整備(実施の1〜2ヶ月前)
ストレスチェックを適法に行うには、まず実施者と実施事務従事者を選任する必要があります。
- 実施者:医師・保健師・厚生労働大臣が定める研修を修了した看護師/精神保健福祉士が担当
- 実施事務従事者:人事担当者など。ただし、自分が評価者・上司になる部門の実施事務には関与不可
- 衛生委員会(または安全衛生委員会)での審議:調査票の種類・実施スケジュール・結果の取り扱い方針をあらかじめ審議・記録する
ポイント:衛生委員会での決定事項を社内規程に明文化しておくと、監督署の調査にも迅速に対応できます。
ステップ2:調査票の選定
調査票は、厚生労働省が推奨する職業性ストレス簡易調査票(57項目)が最も広く使われています。より詳細な分析が必要な場合は80項目版も選択可能です。
| 調査票 | 項目数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 職業性ストレス簡易調査票 | 57問 | 法定要件を最小限でカバー。普及率が高い |
| 新職業性ストレス簡易調査票 | 80問 | 職場環境・支援状況をより詳細に把握できる |
外国籍労働者が多い職場では、多言語対応の調査票が必要です。Welly Compass は57問・80問の両方を13言語でサポートしており、日本語が母語でない従業員も同一フローで受検できます。
ステップ3:従業員への周知と受検(実施期間中)
受検前に、従業員へ以下の事項を必ず周知します。
- ストレスチェックの目的・実施概要
- 受検は義務ではなく任意(不受検の不利益取り扱い禁止)
- 結果は実施者から直接本人に通知され、会社は本人同意なく閲覧できない
- 高ストレス者への面接指導の仕組み
受検期間中は、独自URLやQRコードを配布し、PCやスマートフォンからオンラインで回答できると回収率が向上します。Welly Compass では専用の受検URLを発行でき、進捗状況もリアルタイムで管理画面から確認可能です。
ステップ4:結果の通知と高ストレス者への対応
結果は実施者から本人に直接通知されます(会社への通知は本人同意が必要)。
高ストレス者への面接指導フロー
- 高ストレスと判定された従業員に、医師による面接指導を申し出る機会を付与
- 申し出があった場合、事業者は1ヶ月以内に医師による面接指導を実施
- 医師から就業上の措置(時間外労働の制限・配置転換等)について意見聴取
- 必要に応じて就業上の措置を実施し、記録を5年間保存
注意:高ストレス者を特定したうえで、本人同意なく上司や人事に情報を漏らすことは法令違反となります。
ステップ5:集団分析と職場環境改善
10人以上の集団ごとに集計・分析した「集団分析結果」を活用し、職場環境の改善につなげます。これは法的義務ではありませんが、努力義務とされており、健康経営優良法人の認定審査でも重視されます。
- 部署・年代・雇用形態などのクロス軸で分析することで、課題が潜む集団を特定できる
- 改善アクション(業務量の見直し・1on1の強化等)を衛生委員会に報告し、PDCAを回す
Welly Compass の集団分析・クロス分析機能では、勤怠データや健診データと連携したマルチ軸分析が可能。「長時間労働×高ストレス」の集団を可視化し、優先的に介入すべきポイントを特定できます。
ステップ6:行政への報告
常時50人以上の事業場は、ストレスチェックの実施状況を年1回、所轄労働基準監督署へ報告する義務があります。報告様式は厚生労働省の「心理的な負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック)の実施状況等報告書」を使用します。
法人向けストレスチェックサービス比較表(2026年版)
| 比較項目 | Welly Compass | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 要問合せ | 数万円〜 | 要問合せ |
| 調査票 | 57問・80問 | 57問 | 57問 | 57問 |
| 多言語対応 | 13言語 | 2〜3言語 | 日本語のみ | 一部対応 |
| 集団分析 | クロス分析対応 | 基本分析 | 基本分析 | オプション |
| 健診データ管理 | AI入力・CSV対応 | CSV対応 | 紙・CSV | CSV対応 |
| 勤怠データ連携 | 対応 | 一部対応 | 非対応 | 要カスタマイズ |
| 開発背景 | 東京大学発 | ー | ー | ー |
※競合情報は各社公開情報をもとにした概要比較です。詳細は各社に直接お問い合わせください。
FAQ:ストレスチェック実施に関するよくある質問
Q1. 50人未満の事業場は実施しなくていいですか?
現行制度では常時50人未満の事業場は当面「努力義務」です。ただし、2025年5月公布の改正労働安全衛生法で義務対象の50人未満への拡大が既に決定しており(2028年5月頃までに施行)、早めに体制整備を進めておくことが推奨されます。Welly Compass は小規模事業場でも初期費用0円から導入できるため、先行準備が容易です。
Q2. 結果を会社(人事部門)は見られますか?
原則として見られません。個人の結果を事業者が入手するには、本人の同意が必要です。集団分析(10人以上の集計データ)は同意不要で活用できます。
Q3. 外国籍労働者が多い職場ではどう対応すればいいですか?
日本語以外の言語で受検できる環境を整えることが重要です。Welly Compass は英語・中国語・ベトナム語・タガログ語など13言語に対応しており、製造業・物流業・建設業など多国籍スタッフが在籍する職場でもスムーズに実施できます。
Q4. ストレスチェックと健診データは別管理になりますか?
多くのシステムではバラバラに管理されますが、Welly Compass ではストレスチェック・健診データ・勤怠データを1プラットフォームで統合管理できます。AIによる健診データ入力にも対応しており、入力工数を大幅に削減できます。
Q5. 初めて導入する場合、どこから始めればいいですか?
まず衛生委員会で「実施計画・調査票の種類・結果の取り扱い」を審議することから始まります。Welly Compass では導入サポートも提供しており、初めての担当者でもステップに沿って進められます。料金プランと機能詳細はこちらからご確認いただけます。
まとめ:ストレスチェックを「義務」から「戦略」へ
ストレスチェックは法令対応の側面が強調されがちですが、集団分析・健診データ・勤怠データを組み合わせることで、人材リスクの早期発見と職場環境の継続的改善につながる経営ツールに進化します。
2026年の健康経営優良法人認定では、ストレスチェック実施率だけでなく「集団分析の活用と改善施策の実施」が重視されています。形だけの実施で終わらせず、データドリブンな組織改善につなげましょう。
東京大学発の知見をベースに開発された Welly Compass は、初期費用0円・13言語対応・クロス分析機能を備えた法人向け健康経営クラウドです。「まず試してみたい」という方も、料金プランページから機能詳細を無料で確認できます。

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